看護師として様々な患者の家族と接していると、色々な方がいることがわかりますよね。
面会に一度も来ない家族や電話をしてもなかなか繋がらない家族。
そっけない態度で色々と注文をしてくる家族など。
人それぞれなのだから仕方ないと思っても、ついモヤモヤとしてしまうこともありますよね。
同じ看護師をしているあなたなら、きっと共感してくださることでしょう。
そんな中で、
「あの患者さんのご家族さん、毎日お見舞いに来てるな…」
「とっても丁寧だし感じもよくて、きっと優しい人なんだろうな」
と患者をお見舞いに来ているご家族に恋をしてしまったあなた。
関わっていくうちに、「なんだかいい感じの雰囲気かも!?」なんてこともありますよね。
気が付いたら、「今日はお見舞いまだかな…?」なんて、考えてしまっているなんてことも。。
「患者さんの家族に恋をしてしまった…どうしたらいいの?」
と思っていませんか?
そこで今回は、「看護師が患者の家族に恋してしまった場合の対処法」についてお伝えします。
目次
看護師が患者の家族に恋してしまった時の対処法
看護師が患者の家族に恋をしてしまった時の4つの対処法をお伝えします。
少しでもあなたのお役に立てれれば嬉しいです。
適切な距離感を保ちながら関わる
「恋をしてしまった」と自覚したとしても、積極的にアプローチをしてはいけません。
あくまでも「患者の家族と看護師」の関係です。
アプローチをしすぎると、トラブルになりかねません。
お見舞いに来る時間にさりげなく会話し、距離を縮めるのがいいでしょう。
自分のプライベートな情報を話すことはなるべく避け、まずは患者さんの状態を交えながら会話をすることをおすすめします。
「〇〇さん、最近ご飯もよく食べられていて、元気になってきていますよ」
「リハビリも毎日頑張っておられて、感心しています」
「いつもご家族さんが面会に来てくれるから頑張れる、って仰っていましたよ」
というふうに自然に会話を始め、徐々に会話を広げましょう。
「毎日の面会ご苦労様です。お疲れではないですか?」
「今日はお仕事帰りですか?お仕事は何をされているんですか?」
「お休みはちゃんと休めていますか?」
などと、ねぎらいながら、情報を引き出すのがいいと思います。
相手の家族の気持ちを考えながら、適切な距離感を保ち、関わるようにしてくださいね。
自分のことを覚えてもらう
患者の家族にとって「看護師さん」のままでは、進展がなかなか見込めないでしょう。
看護師はたくさんいるので、家族側としても覚えるのは大変です。
なので、まずは自分のことを「看護師さん」ではなく、「〇〇さん」と呼んでもらえるまで頑張ってみましょう!
これができればすごく距離が縮まっている証拠ですよ!
そのためには、
・「こんにちは、担当の〇〇です」と、挨拶をする
・患者さんの情報の話+αで、何か世間話をする
・いつも笑顔で接する
これを、面会の度にしてみましょう。
「あれ?よく見る顔だな、なんていう看護師さんなんだろう?」と思ってもらえます。
でも、肝心なのは「さりげなく」です。
あまり積極的すぎると迷惑になるかもしれないので気をつけてくださいね。
そして、なによりも一番のポイントは「笑顔」ですよ。
笑顔で接することで、
「あ、この看護師さん優しそうだな」
「こんな優しい看護師さんに看てもらえて安心だな」
と思ってもらえます。
特に患者の家族は、自分の大切な家族を病院に預けているわけですから、どんな看護師が普段看てくれているのか気になります。
笑顔で関わり、自分のことを覚えてもらうことで患者の家族に安心してもらう+距離が縮まるのです!
さっそく実践してみてくださいね。
連絡先を聞く
お伝えした①と②の過程を経て、自分の名前も覚えてもらうことができ、「お?これはもしかしたらいい感じの雰囲気なのかも!?」と感じたら、思い切って連絡先を聞いてみましょう。
連絡先を聞くときは、患者さんの前や他の看護師がいる前など、一目を避けてくださいね。
くれぐれも仕事中であることをお忘れなく。
「〇〇さんのご家族さんということは十分承知の上なのですが、
毎日顔を合わせているうちに、もっと仲良くなりたいと思いました。
ご迷惑でなければ、連絡先を教えていただけませんか?」
と、「患者家族と看護師」という立場をわきまえていることを前提に伝えることが大切です。
OKをもらえるといいですね。私もドキドキしてきました…。
勇気を出して、あと一歩進んでください!
迷惑がられたら、潔く諦める
これは一番つらいパターンなのですが、可能性としてあり得るので、お伝えしておきます
。
どれだけ好意を持っていても、「私の思い、通じそうにないな…」と感じたら辛いですが、潔く諦めたほうがいいでしょう。
トラブルになりかねず、あなたが今後働きづらくなってしまうからです。
素敵な患者家族と出会え、「好きかも」という思いを持てたことを胸にしまい、いい経験として、今後の恋愛に活かしてくださいね。
まとめ
いかかでしたか?
「患者の家族に恋をした場合の対処法」についてお伝えしました。
相手の家族の気持ちも考えて、焦らず、ゆっくりと距離を縮めてくださいね!